インフォマート(2492)大量保有報告 Oasis Management 新規取得5.07%
論評
ケイマン諸島に籍を置く資産運用会社オアシス・マネジメントが、インフォマートについて議決権ベース5.07%の保有を新規報告した。
保有目的欄には経営陣との対話に加え、施行令が定める複数の重要事項について提案を行う予定である旨が具体的に列挙されている。
提出者は今後さらに保有割合を100分の5を超えて引き上げる意向も示しており、株価水準等の条件を踏まえた追加取得の可能性があると見るのが自然だ。
概要
提出者はOasis Management Company Ltd.(オアシス・マネジメント、ケイマン諸島法人、事業内容は顧客またはファンドの資産管理)。代表者はジェネラル・カウンセルのフィリップ・メイヤー。発行者は株式会社インフォマート(証券コード2492、東京証券取引所プライム市場)。
本報告は法第27条の23第1項に基づく大量保有報告書(新規、様式第一号)で、報告義務発生日は2026年6月25日、提出日は2026年7月2日。基準日は2026年3月31日。共同保有者はなく、提出者単独の報告。保有株式数は13,568,100株、発行済株式等総数267,507,864株に対する保有割合は5.07%。
取得の状況
本報告書に添付された直近60日間の取得実績は市場内取引2件にとどまり、保有株式全体13,568,100株の大半は、この期間より前の取得によるものとみられる。取得資金は5,494,195,000円で、原資はファンドの資金と記載されている。
| 年月日 | 種類 | 数量 | 割合 | 市場内外 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年6月24日 | 株式 | 295,500株 | 0.11% | 市場内 |
| 2026年6月25日 | 株式 | 689,700株 | 0.26% | 市場内 |
上記2件の合計は985,200株(0.37%)で、保有株式総数13,568,100株の一部にとどまる。それ以前の取得時期・単価の内訳は本報告書からは確認できない。
目的
保有目的欄は「ポートフォリオ投資の一環として」との記載を含みつつ、経営陣との対話を通じて中長期的な企業価値向上とガバナンス改善を図るとした上で、施行令第14条の8の2第1項各号に基づく提案を行っている・行う予定であるとしている。別途「重要提案行為等」の項目にも、株主価値を守るための重要提案行為を行うことがある旨が明記されている。
| 純投資的性格 | 目的欄冒頭に「ポートフォリオ投資の一環として」との記載があり、投資運用としての性格も併記されている。 |
| 重要提案行為等 | 施行令第14条の8の2第1項第1号(重要な財産の処分)・第7号(事業の全部又は一部の廃止)につき、既に発行者へ提案を行っている。 |
| 今後12か月の予定 | 同項第1・3・4・5・6・7・10・12号(役員選解任、事業譲渡、合併・株式交換、上場廃止、過半数議決権の取得等)に関する事項について、提案を行う予定。 |
| 追加取得の意向 | 市場内外の取引を通じて保有割合を100分の5を超えて引き上げる行為を、報告義務発生日から3か月以内を目途に予定(条件次第でそれ以降になる可能性もあり)。 |
| 共同保有者 | なし(提出者及び共同保有者の総数は1名)。 |
論点整理
論評編集部は、開示された事実の範囲で本件を記録する。目的欄の変化や追加取得の有無については、続報が提出され次第、改めて確認する。
