TONE株式会社 2026年5月期 決算分析
論評
TONEは2026年5月期、売上高78億59百万円(前期比+3.5%)、営業利益13億64百万円(同+36.1%)と大幅な増益を確保した。売上高営業利益率は17.4%(前年同期比+4.2pt)で、製造工程の見直しによる原価率の低下が寄与している。
親会社株主に帰属する当期純利益は10億89百万円(同+38.5%)に達し、営業CFも前期の6億29百万円から22億58百万円へ大幅に伸長した。
総資産は181億円まで拡大し現金及び預金が39億56百万円増加した一方、長期借入金の積み増しにより負債も増加したため、自己資本比率は69.9%(前期77.8%)へ低下している。
業績ハイライト
経常利益は14億73百万円(前期比+35.0%)。セグメント別では国内が売上高62億71百万円(同+3.4%)・セグメント利益7億33百万円(同+37.7%)、海外が売上高15億88百万円(同+4.0%)・セグメント利益6億30百万円(同+34.3%)と、両地域とも増収増益。主要販売先はトラスコ中山(構成比26.5%)、アマゾンジャパン(同13.2%)、山善(同10.9%)。
財務の構造
資産合計の増加は主に現金及び預金39億56百万円の増加による。負債合計は前期末比22億19百万円増の54億52百万円となり、長期借入金の積み増しが主因。純資産は当期純利益の計上10億89百万円とその他有価証券評価差額金の増加6億13百万円により12億円増加した。
CFと利益の質
前期は純利益がわずかに営業CFを上回っていたが、当期は棚卸資産の減少11億25百万円等が寄与し営業CFが純利益を大きく上回る健全な構図(▲bronze)に転じている。
業績予想・配当
次期の数値業績予想については本書の範囲では確認できない。配当については、第83期より期末配当の年1回を基本方針としており、当期の剰余金の配当は1株当たり13円00銭(総額294,777千円、2026年7月10日取締役会決議)を実施した。
資本効率と株主還元
論点整理
論評編集部は、開示された事実の範囲で本件を記録する。長期借入金の使途や次期の業績動向については、続報が提出され次第、改めて確認する。
