株式会社プロパスト 2026年5月期 決算分析
論評
プロパストは2025年10月27日を取得日として株式会社小川建設(明治42年創業)を連結子会社化し、当連結会計年度より連結財務諸表を初めて作成しているため、前期との比較・分析の記載はない。
売上高294億65百万円、営業利益32億47百万円、経常利益30億56百万円、親会社株主に帰属する当期純利益18億79百万円を計上した。
賃貸開発事業では月島3プロジェクト・鷹番プロジェクト・幡ヶ谷3プロジェクト等19プロジェクトを売却し、セグメント利益37億9百万円を確保した一方、分譲開発事業は引渡物件がなく、棚卸資産の評価減によりセグメント損失1億39百万円となった。
業績ハイライト
当連結会計年度より連結財務諸表を初めて作成しているため、前期との比較・分析の記載はない。セグメント別では、賃貸開発事業が売上高197億79百万円・利益37億9百万円と最大の柱となり、建築請負事業(小川建設)が売上高78億1百万円・利益7億72百万円、バリューアップ事業が売上高18億72百万円・利益2億16百万円と続く一方、分譲開発事業は引渡物件がなく売上ゼロ・セグメント損失1億39百万円となった。
財務の構造
流動資産の主な内訳は現金及び預金115億51百万円、売掛金及び契約資産126億44百万円、販売用不動産と仕掛販売用不動産の合計192億96百万円。自己資本比率は会社目標の30%をわずかに下回っており、当社は自己資本比率を重要な経営指標と位置づけ、30%以上の安定した資本確保を目指す方針としている。
CFと利益の質
前期との比較データがないため折れ線・棒グラフの比較は示さないが、当期の営業CF6,172百万円は純利益1,879百万円を上回っており、アクルーアル(純利益-営業CF)は▲4,293百万円と健全な構図にある。売上債権の減少23億93百万円や前渡金の減少13億79百万円が営業CFを押し上げている。財務CFは物件取得に伴う新規融資130億22百万円を獲得した一方、返済139億88百万円が上回り、差引12億66百万円の支出となった。
業績予想・配当
配当については、2026年8月27日の定時株主総会で期末配当を1株当たり8円(総額264百万円)とすることを決議した。2027年5月期の配当については1株当たり10円を予想しており、増配の見通しが示されている。次期の数値業績予想の詳細な開示は本書の範囲では確認できない。
資本効率と株主還元
論点整理
論評編集部は、開示された事実の範囲で本件を記録する。小川建設の統合効果や次期の業績動向については、続報が提出され次第、改めて確認する。
